IBM System Storage SAN SAN ボリューム・コントローラー・コンソール Windows 2003 および 2008 用 README ---------------------------------------------------------------- 内容 1.0 この README ファイルについて 1.1 この README ファイルの対象読者 1.2 ヘルプの入手方法 2.0 SAN ボリューム・コントローラー・コンソール・パッケージの内容 3.0 最新の技術更新情報 4.0 SAN ボリューム・コントローラー・コンソールをインストールするための前提条件 5.0 よくある質問 6.0 特記事項 --------------------------------------------------------------- 1.0 この README ファイルについて この README ファイルには、IBM(R) System Storage(TM) SAN ボリューム・コントローラー・コンソールに関する情報の入手先およびヘルプの入手方法が記載されています。また、Windows(R) ホスト・システム用インストール・パッケージの内容もリストされています。 この README ファイルでは、特に SAN ボリューム・コントローラー・コンソールをインストールするための前提条件について、ユーザーの注意を喚起します。また、最新の技術更新情報がある場合は、その情報についても記載されています。 1.1 この README ファイルの対象読者 この README ファイルは、Windows 環境を熟知しており、SAN ボリューム・コントローラー・コンソールのインストールと構成を行うシステム管理者を対象としています。 1.2 ヘルプの入手方法 * コンシェルジュ・ダイヤル 0120-03-0066 * 管理サポートまたは非技術サポート: 1-877-426-6006 (音声プロンプトを聞いてください) ハードウェアまたはソフトウェアの注文、ハードウェアの保守、 同梱の保守契約書、送り状、業務上の全国または地域 サポート・オペレーションについて質問がある場合、上記の番号に電話してください。 * ビジネス・パートナー・サポート・オペレーション: 1-800-426-9990 * 連邦政府サポート・オペレーション: 1-800-333-6705 --------------------------------------------------------------- 2.0 SAN ボリューム・コントローラー・コンソール・パッケージの内容 temp - 一時使用。同期ファイルが含まれています console - Web サーバー、Web ページに関連した 実行可能プログラムが含まれています logs - インストール・ログが含まれています _uninst - アンインストール・プログラムが含まれています _jvm - アンインストーラー Java 仮想マシンが含まれています --------------------------------------------------------------- 3.0 最新の技術更新情報 1) IPv6 および IPv4 クラスター管理 - 管理コンソールは、単一のクラスターが IPv4 と IPv6 の両方の IP の下に追加された状態で実行してはなりません。 デフォルトではこれを許可していませんが、クラスターが到達不能になっている間に追加される場合、またはお客様がマイグレーションの目的で強制作成を実行する場合、これは許可されます。 2) 4.3.1 より前のバージョンからマイグレーションする場合は、前のバージョンをアンインストールしてから、 5.1.0 バージョンを直接インストールしてください。 3) インストーラーがサポートするのは Windows 2003 および Windows 2008 のみです。 4) トルコ語版の Windows にインストールする場合、ランチパッドを使用できません。コマンド行から、-G checkPrerequisite=no パラメーターを指定して、setup.exe を手動で実行する必要があります。 5) インストール・ディレクトリー・パスには、WebSphere でサポートされていない文字は使用できません。 6) マイグレーション時にインストーラーによって現行バージョンがアンインストールされます。アンインストールの後で Websphere SOAP ポートが解放されるまで 3 分待つ必要が生じる場合があります。この問題をなくす事前の対策として、アップグレードを開始する前に Websphere アプリケーションをシャットダウンします。 7) Internet Explorer 7.0 ユーザーは、SVC コンソールをセキュリティー・プロファイルのトラステッド・サイト・カテゴリーに追加する必要があります。そうしないと、警告が出されます。 8) IPv6 を使用するには、Windows 2003 または 2008 および Internet Explorer 7.0 が必要です。 9) このリリースでは、クラスターのアップグレード処理の一環として インストールされ、使用可能になる、組み込み CIMOM がサポートされます。 SVC コンソールは、superuser アカウントとクラスター管理者ユーザーの パスワードを使用してクラスター IP アドレスへの HTTPS 接続を 使用 (ポート 5989 を使用) するように構成されます。 10) SAN ボリューム・コントローラー・コンソールのユーザー管理はシングル・サインオンによって行われます。 シングル・サインオンは、TPC を含む複数の異なるストレージ・デバイスの間で使用可能になります。 そのうち、リモート認証は Tivoli Embedded Security Services (ESS) によって提供されます。 これにより、SVC が LDAP などのサービスと統合され、集中的なリモート・ユーザー管理が可能になります。 SVC コンソールではローカル・ユーザー管理も並行して提供されます。 リモート・ユーザーは ESS において複数の役割を持つことができます。これらの役割は、コマンド行インターフェース方式によって、同時に一人のユーザーに認可することができます。しかしながら、SVC コンソールはコマンド行インターフェースと異なる手段でユーザー役割を定義します。役割は「セキュリティー管理者」、「管理者」、「コピー・オペレーター」、「サービス」、「モニター」のランクで扱われます。SVC コンソールでは、リモート・ユーザーは ESS で定義済みの役割の中で一番高いランクの役割のみ所有できます。 例えば、リモート・ユーザーは ESS で「コピー・オペレーター」と「サービス」の両方を持つことができます。リモート・ユーザーは、 コマンド行インターフェースで接続する場合は、「コピー・オペレーター」と「サービス」の両方の役割を所有できます。しかし、SVC コンソールを使用する場合は、「コピー・オペレーター」の役割しか所有できません。この場合、リモート・ユーザーは、SVC コンソールに接続したときに、「サービス」としてのいくつかの操作における権限を失います。 11) Putty インストーラーはこの中にパッケージされ、ご利用いただけます。 12) 現行の SAN ボリューム・コントローラー・コンソールは、IE 7.0 以前および firefox 3.0.x 以前のバージョンをサポートします。 13) SVC コンソールを使用すると、必要なだけの数のクラスターを追加できます。ただし、クラスターおよび「管理対象ディスクの表示」または「仮想ディスクの表示」などのパネルを開くたびに、MDisk または VDisk の数に比例して SVCC サーバーのメモリーが消費されます。 SVC コンソールは、デフォルトの Java ヒープ・サイズ 400 MB を使用します。これは、それぞれ 2048 の VDisk と 1024 の MDisk が入った 6 つのクラスター (合計で 18K オブジェクト) を管理するのに十分なメモリーです。ヒープ・サイズを 800 MB に増やすことによって、合計で最大 36K オブジェクトのクラスター、すなわち 4K の VDisk と 2K の MDisk が入った 6 つのオブジェクト、あるいは 8K の VDisk と 1K の MDisk が入った 4 つのクラスターを管理できます。 Java ヒープ・サイズを増やすには、%ProgramFiles%\IBM\svcconsole\console\embeddedWAS\profiles\SVCProfile\bin で setHeapSize.bat を実行して、WebSphere サービス「IBM WebSphere Application Server V6 - SVC」を再始動します。 32 ビット Windows システムでは、可能な最大ヒープ・サイズは約 1600 MB です。これは、オペレーティング・システムがプロセスに割り振ることができる連続メモリー・アドレス・スペースの量に基づいています。 ヒープ・サイズを 1600 MB より大きく設定すると、WebSphere は始動に失敗する可能性があります。 setHeapSize.bat は Java ヒープのサイズを増やすだけであることに注意してください。減らす場合は、wsadmin を使用します。以下のコマンドにより、デフォルト・サイズに戻ります。 構成変更を完了するために、WebSphere サービスを再始動してください。 wsadmin.bat -lang jython jvm = AdminConfig.list("JavaVirtualMachine").split("\r\n")[0] AdminConfig.modify(jvm, '[[maximumHeapSize 400]]') AdminConfig.save() --------------------------------------------------------------- 4.0 SAN ボリューム・コントローラー・コンソールをインストールするための前提条件 詳しい手順については、「IBM System Storage SAN ボリューム・コントローラー ソフトウェアのインストールおよび構成のガイド」の第 9 章を参照してください。このガイドは、SAN ボリューム・コントローラー・コンソールのインストール CD-ROM のルートの doc ディレクトリーにあります。 --------------------------------------------------------------- 5.0 よくある質問 1) トレース・ログは、どのようにして収集するのですか? 次のコマンドを実行してログを収集します。 svcutil collectlogs これにより、必要なすべてのトレース・ログが収集され、それらが現行ディレクトリーの Zip ファイルの中に置かれます。 -------------------------------------------------------------- 6.0 特記事項および商標 notices.txt を参照してください。 -------------------------------------------------------------- (c) Copyright 2009 International Business Machines Corporation. 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