IBM System Storage SAN Volume Controller コンソール Windows 2000 および 2003 用 README ---------------------------------------------------------------- 目次 1.0 この README ファイルについて 1.1 この README ファイルの対象読者 1.2 ヘルプの入手方法 2.0 SAN Volume Controller コンソール・パッケージの内容 3.0 最新の技術更新情報 4.0 SAN Volume Controller コンソールをインストールするための前提条件 5.0 よくある質問 6.0 特記事項 --------------------------------------------------------------- 1.0 この README ファイルについて この README ファイルには、IBM(R) System Storage(TM) SAN Volume Controller コンソールに関する情報の入手先およびヘルプの入手方法が記載されています。また、Windows(R) ホスト・システム用インストール・パッケージの内容もリストされています。 この README ファイルでは、特に SAN Volume Controller コンソールをインストールするための前提条件について、ユーザーの注意を喚起します。また、最新の技術更新情報がある場合は、その情報についても記載されています。 1.1 この README ファイルの対象読者 この README ファイルは、Windows 2003 環境を熟知しており、SAN Volume Controller コンソールのインストールと構成を行うシステム管理者を対象としています。 1.2 ヘルプの入手方法 http://www-1.ibm.com/support/docview.wss?rs=591&uid=ssg1S1003141 を参照してください。 --------------------------------------------------------------- 2.0 SAN ボリューム・コントローラー・コンソール・パッケージの内容 temp - 一時使用。同期ファイルが含まれています cimom - Common Information Model (CIM) 実行可能プログラムが含まれています console - Web サーバー、Web ページに関連した 実行可能プログラムが含まれています logs - インストール・ログが含まれています _uninst - アンインストール・プログラムが含まれています _jvm - アンインストーラー Java 仮想マシンが含まれています --------------------------------------------------------------- 3.0 最新の技術更新情報 1) 4.1.1 以前のリリースからのアップグレード時にインストール・プロシージャーがユーザー情報のマイグレーションが失敗したことを報告する場合、以下の説明に従って手動でユーザー・マイグレーション手順を実行することができます (IBM Support for SAN Volume Controller (2145) Web サイトの『SVC V4.3.x Flashes』セクションにもリストされています)。下記の手順で、 は、SVC コンソールがインストールされたロケーションを表します。デフォルトのインストール・ロケーションは "C:\Program Files\IBM\svcconsole" です。 1. インストール手順を最後まで続行して、指示に従い、マスター・コンソールをリブートします。 2. リブートの後、IBM SAN ボリューム・コントローラーの Pegasus サーバー・サービスが実行されていることを確認します。 3. \users.mof が存在することを確認します。 4. Windows コマンド・シェルを開きます (「スタート」->「ファイル名を指定して実行」->cmd)。 次のようにして、ディレクトリーを support ディレクトリーに変更します。 "cd \support" 5. 次のコマンドを実行します。 "migrate ..\users.mof CimomIPPort=XXXX CimomProtocol=YYYY CimomPassword=passw0rd" (ここで、XXXX はインストール済みの CIMOM ポート (例えば、5999) で、YYYY はプロトコル (例えば、http または https) です。 migrate コマンドを使用するユーザー・マイグレーションは、有効な users.mof ファイルが存在する場合にのみ可能です。 1) オフラインの到達不能クラスターまたは SSH 鍵が無効または不正なクラスターは、CIMOM が低速で作動する原因となります。このような状態を可能な限り早く訂正するか、これらのクラスターをクラスターのリストから除去して、パフォーマンスを正常に戻してください。 2) GUI のユーザーのパスワードは、長さが 6 から 8 文字になっています。以前のシステムで使用されていた長いパスワードは、変更されるまで引き続き受け入れられます。 3) スーパーユーザーは、ユーザー・パスワードを変更するために、そのユーザーのパスワードを必要としなくなっています。 4) SVC コンソールで svcutil を使用するか、provider.configuration ファイルを変更することによって優先 SLP 登録を設定するには、入力される IP がシステム IP と正確に一致している必要があります。これは、特に複数のフォーマットが考えられる IPv6 では重要です。svcutil は、コマンドが失敗した場合に有効な IP の候補を返します。 5) IPv6 および IPv4 クラスター管理 - 管理コンソールは、単一のクラスターが IPv4 と IPv6 の両方の IP の下に追加された状態で実行してはなりません。 デフォルトで、これは許可されません。クラスターが到達不能になっている間に追加される場合、またはお客様がマイグレーションの目的で強制作成を実行する場合、これは許可されます。 6) 4.2.0 以前のバージョンからマイグレーションする場合、アップグレードの後で SVC GUI を使用してクラスターを手動で再追加する必要があります。 7) トルコ語版の Windows にインストールする場合、ランチパッドを使用できません。コマンド行から、-G checkPrerequisite=no パラメーターを指定して、setup.exe を手動で実行する必要があります。 8) インストール・ディレクトリー・パスには英数字のみを使用できます。 9) マイグレーション時にインストーラーによって現行バージョンがアンインストールされます。アンインストールの後で Websphere SOAP ポートが解放されるまで 3 分待つ必要が生じる場合があります。この問題をなくす事前の対策として、アップグレードを開始する前に Websphere アプリケーションをシャットダウンします。 10) Internet Explorer 7.0 ユーザーは、SVC コンソールをセキュリティー・プロファイルのトラステッド・サイト・カテゴリーに追加する必要があります。そうしないと、警告が出されます。 11) Windows 2000 は IPv6 をサポートしません。IPv6 を使用するには、Windows 2003 および Internet Explorer 7.0 が必要です。 --------------------------------------------------------------- 4.0 SAN ボリューム・コントローラー・コンソールをインストールするための前提条件 SAN ボリューム・コントローラー・コンソールをインストールする前に、PuTTY オープン・ソース SSH クライアント・ソフトウェアをインストールする必要があります。PuTTY をインストールした後、puttygen.exe を実行して、SSH 用の SSH2 RSA 公開鍵と秘密鍵を生成する必要があります。SAN ボリューム・コントローラー・コンソールのインストール・プログラムは、前提条件の PuTTY インストールをチェックし、SSH 秘密鍵のロケーションと名前の入力を求めるメッセージを表示します。 詳細な指示については、「IBM System Storage Virtualization Family SAN Volume Controller Configuration Guide」の中の『Installing the IBM SAN Volume Controller Console for Windows』の項を参照してください。このガイドは、SAN Volume Controller コンソールのインストール CD-ROM のルートの doc ディレクトリーにあります。 --------------------------------------------------------------- 5.0 よくある質問 1) トレース・ログは、どのようにして収集するのですか? 使用可能なログを収集するには、CIMOM 構成を変更して高度なロギングを可能にしておく必要があります。このロギングはパフォーマンスに著しく悪影響を与えるため、これらの設定を問題判別以外の目的で使用しないでください。 問題を報告するためにデバッグ・ログを収集する場合、以下の手順を使用してください。 1) 以下のコマンドを実行して、トレース・レベルを上げます。 svcutil setloglevel info svcutil settracecomponents all svcutil settracecategories all 2) エラーを再現します。 3) 次のコマンドを実行して、ログを収集します。 svcutil collectlogs これにより、必要なすべてのトレース・ログが収集され、それらが現行ディレクトリーの Zip ファイルの中に置かれます。 ログが収集されたら、以下の手順でトレースを通常レベルにリセットしてください。 1) 以下のコマンドを実行して、ログ・レベルを下げます。 svcutil setloglevel error svcutil settracecomponents CIM svcutil settracecategories entryexit 2) CIM エージェント・サービスが開始しません。 A) 有効な証明書があることを確認してください。証明書は、svcconsole/cimom/certificate に置かれます。このディレクトリーにファイルがリストされていない場合は、下記を参照してください。 B) svcconsole\cimom\config ディレクトリーの provider.configuration ファイルに末尾ブランクがないことを確認します。 3) SSL 証明書は、どのようにして生成するのですか? CIM エージェント・サービス (IBM System Storage SAN Volume Controller Pegasus サーバー) が停止していることを確認します。 DOS プロンプトから、svcconsole\cimom\config ディレクトリーに移動して、envConf.bat の後に "mkcertificate ssl" を指定して実行します。次に、以下を実行します。 cimconfig -s sslCertificateFilePath= "%SVCAGENT_HOME%\certificate\ssl.cert" -p cimconfig -s sslKeyFilePath= "%SVCAGENT_HOME$\certificate\ssl.key" -p この SSL 証明書は、デフォルトで 365 日間にわたって有効です。CIM エージェント・サービスを開始します。依然として CIM サーバーを開始できない場合は、svcconsole\cimom\pegasus\cimserver_planned.conf ファイルを検査して、ssl パラメーターが EXACT であることを確認します。 -------------------------------------------------------------- 6.0 特記事項および商標 このパッケージの notices.txt を参照してください。 -------------------------------------------------------------- (c) Copyright 2008 International Business Machines Corporation. All rights reserved.